Mr.Kabuskyの投資論

個人投資家 / 株式投資 / テクニカル分析をメインに、短期スイングでトレード / note版 「Mr. Kabuskyの投資論」(https://note.mu/mr_kabusky)とツイッター(@kabu_ism)で、投資についての個人的な考えを発信しています。

元手30万を100万まで増やす為には?

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以前、こういう内容の質問が寄せられた。

 

 

私も少し言葉足らずだったと思う。

 

www.kabusky.com

 

この記事では「元手50万を300万に増やすことは普通にできる」という趣旨の内容を書いた。単純計算で資産は6倍である。結論から言うと、別に不可能なことではない。

もっとも、「普通に」という言葉には「簡単に」という意味は含まない。ただ、「普通に」という言葉をかなり基準値を上げたレベルで使用した点は語弊があったと思う。

ここでは、もう少し現実的な話をしよう。まず、手元に30万あるとする。これを100万まで増やすことは、控えめに言っても「可能」である。異論は認めるが、少なくとも今の相場ではまだ「可能」である。

ただし、注意すべき点がある。それは、いきなり100万を目指さないことである。スモールステップで少しずつ目標達成することが肝要だ。まずは、50万。ここをファーストステップに設定したい。

信用取引を利用するにしても、委託保証金維持率の関係で最低50万は欲しい。追証リスクを発生させない為にも余力は残しておきたい。私ならまず、現物取引で50万まで目指す。

狙う銘柄は「思惑先行の需給銘柄」に絞る。ここで重要なのは、株価2桁台の低位株は狙わないということである。はっきり言って、ロクな銘柄がない。手軽に手が出せそうだが、手軽に大怪我するのがデフォルトである。ここは、500円以上の銘柄を目指す。値幅は100円以上である。

大抵、500円以上の銘柄に十分な資金量が入ると、1000円ラインに向かって動き出す。ただ、注意すべき点は大概の銘柄は1000円ラインで反落することだ。

これは経験者は良く知っていることだが、1000円ラインは値幅が大きく変わるので、上下に振りやすい。心理的な壁にもなり、思惑を継続させる強力な材料がないと、もみ合い後に失速する。

だから、もう少し手前で降りる。頭を狙わず腹の部分で満足すべきだろう。ここで欲を出すと適切な判断ができなくなる。

30万を50万に増やすことが、実は一番気を使う。取引対象にできる銘柄があまりないからだ。だから、銘柄選定には慎重にならざるを得ない。

50万まで増やしたら、ここで信用取引を利用する。ただ、ここは難しい判断だが、基本的に初心者には信用取引はオススメしない。

経験値が足りない段階で信用取引を利用するのはかなりリスキーだからだ。最低、1年程度は現物取引で訓練した方が良い。オールシーズンで相場を見ないとなかなか相場観が身に付かないのである。

資産運用に焦りは禁物。焦りを抑制し、なるべく冷静な判断をしなければ投資能力は向上しない。信用取引を利用する場合は、投資経験が1年以上あることを前提に話を進める。

信用取引を利用する際は、取引対象となる銘柄を1000円以上に絞る。根拠はない。これは私の経験則である。

1000円台の銘柄が一番投資効率が高いと思っている。1000円台の銘柄が2倍以上になるのはそう珍しいことではないからだ。値幅的にも300円以上であり、枚数が少なくともリターンは期待できる。

これを数銘柄で手掛ければ100万までは到達可能である。ただし、時間的な猶予はある程度許容したい。拙速に資金を増やそうと焦ってはいけない。

30万から100万まで増やすには出来るだけ資金拘束されるリスクを抑える必要がある。塩漬けしている場合ではないのだ。

だからこそ、銘柄選定には慎重になり、色々な銘柄を頻繁に取引せず、ピンポントで狙いうちにしたい。

あと、100万以下の少額資金の場合は分散投資はあまり効率的ではない。分散投資は種銭が多い場合に有効な手法である。

資金量を増やすという観点から見ると、一点突破型の方が投資効率は高い。ただ、こういうことを言うと色々な誤解を生むだろうが、取るべきリスクと取らざるリスクはきちんと選別することが前提である。

大抵、資金が増えないのは出口戦略がまずい。取引対象としている銘柄の癖も把握していない。ちなみに、100万まで行くと150万まで増やすのは難しくない。150万まで増やすと200万までは案外すぐに行く。

扱える資金量に従って、リターンが必然的に大きくなるからだ。これは経験者なら理解してもらえるだろう。

とにかく、少額資金を増やす方が難易度は高い。その過程で銘柄選定の眼を養えば、元手30万でも100万まではさほど苦労なく増やせるだろう。