Mr.Kabuskyの雑論

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退場する人間の特徴とは?

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株式投資にギャンブル的要素があるにせよ、そう簡単に退場する人間は居ないだろう。ただ、そうは言っても、実際に退場する人間は少なからず存在する。では、どういった人間が退場しやすい傾向にあるのかについて簡単に考察して行こう。それを踏まえた上で、自分が当事者にならない為にも、どういった点に気をつけたら良いのかについて個人的な見解を述べることにする。

退場する人間の特徴

まず、退場予備軍で危険信号が点灯している人間としては以下の項目が当てはまるだろう。

ⅰ.信用取引で漫然と短期売買(デイトレ)を繰り返す

ⅱ.有名トレーダーの言うことは絶対。全てを鵜呑みにする

ⅲ.値動きの激しい銘柄ばかりを好む

ⅳ.投入する資金額は常にフルスロットル

ⅴ.チャートは気にせず、売り時は周りの意見を参考にして考える

ざっと挙げると、こんな感じだろうか。他にも色々と思いつくことはあるが、今回はこの程度に留めておこう。上記に挙げた項目は、過去に退場者を実際に目にしてきた中で個人的に抱いた感想も入っている。主観的な意見もあるが、あながち間違いではないだろう。では、各項目について簡単に説明しよう。

ⅰ.信用取引で漫然と短期売買(デイトレ)を繰り返す

 短期売買のコツは、「何度も同じ銘柄を取引しないこと」である。経験値が備わってくると、デイトレに適した銘柄の特徴が肌感覚で理解できるようになる。日中足や歩み値などを参考に、小さな値幅を何度も積み重ねていく。これは、ゲーム感覚に近いが、過度な集中力を要する。

連続的に様々な決断をするように迫られると、ウィルパワー(=意志力)を消耗しやすくなる。人は日常生活の中でも、意識的・無意識的にも様々な決断をしている。例えば、朝起きて朝食に何を食べるか、外出する際にどんな服装で出掛けるか、待ち合わせ場所にどういったルートで行くか、など色々ある。

朝起きた時よりも、夕方以降の方が判断力が鈍くなるのはその為である。したがって、ウィルパワーが消耗されて判断力が鈍らないうちに大事なことは片付けておくべきだろう。株取引においても同様で、漫然と短期売買を繰り返すとウィルパワーが消耗されやすくなる。ウィルパワーの消耗が判断力に影響を与えることを考慮して、意識的に取引する回数を制限するように努めたいところだ。

ⅱ.有名トレーダーの言うことは絶対。全てを鵜呑みにする

有名トレーダーと同じポジションを取り、その人物の一挙一動に注目して売買の態度を決める投資家は思いの外多い。個人的な意見を言えば、こういった主体性のない人間はもはや「投資家」ではない。他人の意見を参考程度にするにせよ、全面的に依存するのは退場予備軍としての適性は極めて高いと言えるだろう。

有名トレーダーの積極的な情報発信は慈善事業でやっているのではない。詳細は割愛するが、情報発信する際の「意図」を考えることで情報の扱い方は飛躍的に上手くなる。株は情報戦の側面が大きいので、完全に情報をシャットアウトするのは得策ではない。しかし、情報を鵜呑みにしていては投資家としての成長はほぼゼロであると断言できるだろう。

ⅲ.値動きの激しい銘柄ばかりを好む

値動きの激しい銘柄は短期間で資金を増やしたい投資家にとっては魅力的に映る。ただ、値動きの激しい銘柄は需給が決定権を握っている。相場終了のサインを的確に掴むことは上級者でも困難である。多少の痛手を被ることは前提で、トータルで勝つことを念頭に置いているのが通常である。

値動きばかりを重視していると感情的な判断を下しやすくなる。感情的な判断はギャンブル的要素を含むので、投資成績は安定しない。感情的な判断を抑制する為にも、値動きの激しい銘柄は程々にしておくべきであろう。
ⅳ.投入する資金額は常にフルスロットル

資金額を短期間で増やしたい人間が、現物と信用のダブルコンボでフルコミットする光景をたまに見かける。こういったギャンブラーの退場リスクは極めて高い。自分だけは例外と思っているフシがあるが、大体において原則通りに退場していく。

株価は企業の業績だけに注目すれば良いのではない。様々な要因が複合的に絡み合って株価は決定される。エスパーでもない限り、突発的な出来事に応じて適切な対応などできるはずがない。そのような不確定要素に備えて、適度な投資額に抑えることは最低限のたしなみであると言える。
ⅴ.チャートは気にせず、売り時は周りの意見を参考にして考える

チャートを軽視して自爆する人間は多い。チャートは投資家心理を的確に表現している指標である。チャートが崩壊した局面で「相場は終了していない」と声高に叫ぶ人間が少なからず存在する。冗談だと信じているが、当の本人はそうは思っていないらしい。

チャートが崩壊した時点で即撤退が原則である。仮に値を戻したとしても、反転を確認してから再エントリーするので十分間に合う。フリーフォールの状態で握力を高める義務はどこにもないのである。「ガチホ」するのは自己満足に過ぎない。ダメージを最小限に抑える為にも流れに逆らってはいけない。

退場する人間は、投入する資金額がフルスロットルで、なおかつ他人の意見に全面依存している場合が多い。例外はあるにせよ、第三者的には崖っぷちを全速力で駆け抜けているようにしか見えない。その勇気は称賛されるべきかもしれないが、投資においては不要なメンタリティである。

売り時を周りの意見を参考にして決めるのも同様に危険だ。「目標株価」など安易に信じるべきではない。話半分に聞いて、あとは現実的にシビアに売り時を判断すべきであろう。退場する人間は利益を得ることしか考えていない。損する状況をなるべく回避するように気を付けるのが本来のあり方である。だからこそ、主体的な判断がどこまでも求められるのである。

以上、各項目について簡単に考察してきたが、自分自身が退場する側の人間にならない為にも、上記のことについて自分なりの解決法を早く確立しておきたい。退場するリスクは誰にでも存在する。そのリスクを抑える為の心構えはすぐにでも実践できることばかりだ。当たり前のことがピンチを救ってくれることは、相場においてはよくある。今回の記事で、そのことが少しでも喚起できたら幸いである。

 

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