Mr.Kabuskyの投資論

個人投資家 / 株式投資 / テクニカル分析をメインに、短期スイングでトレード / note版 「Mr. Kabuskyの投資論」(https://note.mu/mr_kabusky)とツイッター(@kabu_ism)で、投資についての個人的な考えを発信しています。

株の教え子

私は無償で株取引をレクチャーしている人間が何人かいる。有償だと法律的に問題があるので、完全にボランティアである。株の初心者を相手にしていると、色々と「気付き」がある。最初は誰しも知識と経験が不足しているので、かなり慎重な姿勢だ。彼らは株の本に書いてある通りにトレードしようとする。が、基本的には上手く行かない。

それもそのはずで、実際のトレードにおいては教科書事例のような局面はあまりやって来ない。詰め将棋のように、予定調和的な結末はなく、大体において未知の局面が登場する。過去の似たような事例と比較して、先読みすることはあっても、実際にその通りになるかどうかはフタを開けてみないと分からない。

株取引を何年か続けると、こういった未知の局面にどう対処すべきかについて悩む時期が必ずやって来る。株の本を読むと、成功事例ばかりが書いてあるが、「こうやると失敗するリスクが高い」という内容についてはあまり触れられていないように思える。

私が初心者にレクチャーする際には、「こうやると失敗するリスクが高い」ということを中心に説明する。成功事例は複数存在するが、こうやれば必ず儲かるというような手法はないと言って良い。運の力もあるのが株の世界なので、特定の手法だけに固執するのは避けたいところである。

ただ、それを言ってはお終い的な面があるので、一応低リスクかつ効果的な手法はレクチャーしている。「短期スイング概論」を書いたのは、彼らの為でもあると言って良いかもしれない。冒頭で教科書事例的な局面はあまりやって来ない、という話をした。だからと言って、教科書的な作法を無視して良いことにはならない。

私のトレード手法は、過去の失敗経験を踏まえた上で成り立っている。基本的な知識を組み合わせて目の前の現象を読み解くことに重点を置く。経験的に、最後は原点回帰で教科書的な手法が一番理に適っていると思ったからだ。

効果的な方法かどうかを実証する為に、教え子にレクチャーしていると言っても過言ではない。幸いなことに、ほぼ全員が当初の資金額から数倍以上にはなっている。相場に助けられた面はあるとは言え、教えている立場としては少しホッとしている。